僕は電話しようとするだけで憂鬱になっていた

僕は以前電話しようとするだけで憂鬱になっていた。

今は全く苦ではない。

それはたぶんいろんな仕事経験してきて、
自分が何にでも対応できる自信ができてしまったからだと思う。

今はいちいち電話してくるやつに対して、
どんな仕事の仕方してんねん
としか思ってない。

けど、

前は電話本当に苦手だった。

なんかすべてにおいて怖かったアレは。

新卒で入った会社。

「プルルルルルルルルル」

うわっ。
鳴ってるっ!

どうしよう・・・
え?誰取るの?

「お電話ありがとうございます。
◯◯◯社△△△支社の鈴木でございます。」

おーーーーーーーーーー
助かったーーーーー
電話取らずにすんだーーーーー

鈴木さんありがとうーーー

みたいな。

これだけで、
エネルギー消耗してた。

社内の先輩方が単に電話とってるだけやのに、

いや〜なんかドラマみたい!
ほんまにこういう電話の受け答えするんやー

ってちょっと感心してたもんね。

ドラマや、ドラマや
みたいな。

↑アホです

もうね
電話がある時点で、
僕は社会人とかイヤやった。

っていうか、
オフィスで働くのが苦痛。

なんなん?
あのよそ行きの声。

とくに女性社員よ。

いつももっと声のトーン低いやろ。
昔のオカンか。

いやーこうやってクソつまらん大人になっていくんかなー
とか考えてた。

とか思いながらも、
電話とるのも怖いから、
電話が無い部署に移動できないかな・・・
とも思ってた。

「休日に明日会社で電話かかってきたらどうしよう」

とかマジで考えていて。

電話かかってきても、
取らなかったら仕事してない奴と思われるから、
受話器に手を伸ばそうとするスピード緩めてみたり。

くだらねー。笑

で、

ちょっとだけ電話対応できるようになっても、
電話に応対している自分が見られるのがなんか不快に感じる問題。

隣の社員の人に聴かれていて、
もし変な言葉づかいとかしてて、
あとで注意されたらやだなー
とか考えちゃう。

とか。

いや、しょーもなーいよ。

けど、

もうそういうのが、
真剣に苦痛で。

電話の受け取りができるようになっても、
今度はかけるのとかが苦痛。

電話をかける必要がせまったら、
だんだん憂鬱になってくる。

「お世話になります」

とか言えばいいんかなー?
とか。

ひたすら、
他の社員が電話しているのを、
盗み聴きして。

英語のリスニングテスト以来よ、
あんなに必死で聴いたのは。

電話1本する前の段階で、
そんなにエネルギー使う?
ってぐらい使ってた。

いやだって、
知らない人にいきなり話しかけるわけだし。

相手が怒ったらどうしようとか、
会話ができるかどうか不安とか、
すぐに返答できなかったらどうしようとか、

なんか頭の中でそんなんが、
グルグルグルグルしてるわけですよ。

「もうメールで送りたい」
って思ってました。

わざわざ相手が忙しいかもしれないのに、
時間止めてまで電話する必要ある?
みたいな。

しかも、

お決まりの、

「今お時間大丈夫でしょうか?」

とか言うわけやん。

大丈夫やから、
電話とってんねん!
ってなるよね。

でも言わんと、
相手に対して配慮無いみたいになるし。

とかも、
グルグル考えてた。

あと人によって、
何しゃべってるかさっぱり聞き取れないとき。

「もう1度お願いします」

みたいに言うのも、
失礼かなと思ってしまって。

とりあえず、
「かしこまりました」
とか言っておけばいいんかな?
みたいな。

で、

全然かしこまれてないから、
結局用件が頭に入ってないっていう。

この今自分は
「電話しているぞ」
という意識が脳のリソースを食う。

余計に電話の向こうの言っていることがわからんくなる。

ヤバイ。

「『おっしゃっていたと思うんですが』を『言われてたと思うんですが』って言ってもうた。

これ尊敬語として間違ってるよね?おかしいよね」

とか頭の中で考えていると、
また相手の言っている用件が飛ぶ。

で、また、

「かしこまりました」

みたいな。

↑またかしこまれてない

で、

次の改善案は、
全部メモに書くっていう方法。

もう電話がかかってきたら、
メモに全部書いていく。

僕はこれをやりはじめた。

そしたら、
電話の用件を聞き取ることは
だいぶできるようになった。

けど、やっぱり
「もうメールで送ってほしい」
と思っていた。

たまーに、

知ってる人からの電話だったり、
社内の人間からの電話だったときの安心感。

「あーお疲れ様ですー!」

みたいな、
変ないつもよりテンション高めの対応。

あるあるですよね笑

けど、振り返るだけでキモいw

電話している時間。
人生で無駄だったと思わ。

僕みたいなもともと気にしすぎる性格だった人間は電話に対して脳のリソース奪われすぎる。

そんな僕がなんで電話が苦痛じゃなくなったか?

一番の理由は、
ほとんどの人がコミュニケーションをとれないことがわかったから。

どういうことかというと、

僕は気にしすぎる性格であることが、
コミュニケーションの弊害になっていると、
考えていたんだけど、

見渡してみると、
コミュニケーションができないのは僕じゃなかった。

僕以外の人間の方が、
びっくりするぐらいほとんどきてなくて。

単純に僕はできているけど、
世の中のほとんどの人間ができてないことに気付いてしまったから。

電話がかかってきたところで、

  • あいさつもしない
  • 名前名乗らない
  • 用件から言わない
  • 結論から言わない
  • ハキハキしゃべらない
  • 声が小さい
  • 用件がまとまっていない
  • 電話である必要がない用件に関して電話してくる
  • そもそも何言っているわからない
  • 向こうがメモとってない
  • 何回も言わせる

みたいなことを普通にやるわけですよ。

まあハッキリ言ってウンコちゃんやと思いますよ。

仕事ができないウンコちゃんらが多いだけやと気付いてしまったんですよ。

過去の僕は、
気にしすぎる性格から、
電話が怖くて、
自分ができないと思い込んでただけだったんです。

けど、

見渡せるようになって、
え?ちゃんとろくにできてない人の方が大半やんってなって。

ほとんどの電話していくる人間は、
仕事ができないウンコちゃんなんですよね。

ただそれだけ。

けど、

僕はそれにも気づけなかったんです。

単純に知識もなかったし、
世の中のことを知れてなかった。

知ったら、
僕以外の人間はコミュ障だらけで。

大したことなかったんですよ。

過剰に恐れていただけで。

お化け屋敷怖いって思ってたけど、
光当てて中の構造全部見てしまったら、

あーこういう風になってんのね。

次から怖くなるみたいな。

僕ができないと思い込んでたけど、
そうじゃなくてむしろ逆だったんですよ。

いや、みんな声小さいですよ。
普通に。

聞こえへんわ。

もっとデカイ声でハキハキしゃべれやって思います。

それでも当時は電話することで消耗していてから書く仕事の方がラクってなんとなく思ってた

今でこそそんな感じで言ってますけど、
当時は電話でやっぱり消耗していて。

その当時は、
なんか書く仕事とかあったらいいのになー
とかぼんやり思っていた。

けど、今ほどライティングの仕事とかなかった。

あったとしてもシナリオライターとか。
そんなんしかなかったわけですよ。

今はWeb上のライティングの仕事とかクソほどありますからね。

僕みたいな気にしすぎる性格の人間は間違いなく電話より書く方が合っている。

だからもっと早く知りたかった。

こういうWebライティングみたいな仕事で生計を立てるレベルになれるってのを。

このブログの運営のきっかけ

僕は「気にしすぎ」が書く才能に化けて生計を立てるまでになりました。

繊細すぎて気にしすぎでクヨクヨして社交性がない内向的な人間でした。

慎重で真面目すぎて行動が遅かったり、
人と一緒にいると疲れるので一人でいることが多いため、
社会からの疎外感をずっと感じてました。

けど僕はこれらは才能であることに気付いて、書く仕事を中心として生計を立てるまでにになりました。

今では物語コンテストで賞を獲ったり、
営業用の台本を書いたり、
裏でインフルエンサーをプロデュースしたり、
自分で企画会社をやるまでになって、
気にしすぎる性格を仕事の才能に変えました。

もともと修学旅行も文化祭も欠席してた繊細人間が、
どう社会で活躍できるように変わっていったのか?

その過程を自己紹介も含めて記事にしました↓

気にしすぎる性格を活かして書く仕事で生計を立てるまで【自己紹介】

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